高度な視覚効果によってリアルに描かれた『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
9月に公開される話題のディザスター・アクション映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』。1963年に製作された1作目では、特殊メイクによって“猿”たちが描かれていたが、それから半世紀経った現在では、モーションキャプチャーなど、高度な視覚効果によって、表現されている。その技術を支えているのが、『アバター』や『ホビット』なども手掛けた、ニュージーランドのビジュアル・エフェクト(視覚効果)のポストプロダクション、WETAデジタルだ。 【動画】『猿の惑星:新世紀(ライジング)』予告編公開 主人公の“ボス猿”シーザーを演じたのは、前作に続いてアンディ・サーキス。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役などで有名な俳優だ。そのサーキスが、「前作をしのぐ映像だ。“桁違い”だよ」と絶賛するほど、本作の映像はリアリティに溢れている。さらに、サーキスを感動させたのは、WETAデジタルの提供するフェイシャル・アニメーション技術の進歩。サーキスが演じるシーザーの感情表現の細部を、CG合成のチンパンジーの表情に、そのまま活かせるようになった。「WETAは俳優のオリジナルの演技を映画の完成版に入れ込むという意味で、世界で最も進化した顔の表情の情報伝達ルートを手にしている。この点で前作と本作はクオリティが違うんだ」と説明した。 また、本作の指揮を執ったリーヴス監督も「視覚効果が使われていることを知りながらも、観客が“ちょっと待ってくれ。この映画の猿はどれも本物じゃないのか?”と思ってくれるといいと期待している」と、作品の高い完成度に自信をのぞかせている。
■公開情報 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 配給:20世紀フォックス映画 配給 (C)2014 Twentieth Century Fox 9月19日(金)全国ロードショー