オヤイデ電気、プロのレコーディング環境を想定した高品質USB4ケーブル「SCI-04」
オヤイデ電気は、プロフェッショナルなデジタルレコーディング環境を想定したThunderbolt 3互換/USB4ケーブル「SCI-04」を、10月18日(金)に発売する。2.5mから0.7mまで4種類の長さをラインナップし、価格はいずれもオープン。市場での予想実売価格はそれぞれ以下のとおり。 ■USB4ケーブル(USB Type-C to C)「SCI-04」 ・2.5m:税込17,930円前後 ・1.8m:税込14,080円前後 ・1.2m:税込11,440円前後 ・0.7m:税込9,240円前後 データ転送における基本概念を踏まえつつ、ノイズ対策や優れた電気特性などアナログ環境におけるアプローチも応用し、確実なノイズ対策と高品質なケーブル設計を実現したとするUSB4ケーブル。 転送速度は2.5m/1.8m/1.2mモデルが最大20Gbps、0.7mモデルが最大40Gbpsに対応。映像信号伝送のDisplayPort Alt Modeや、急速充電のUSB Power Delivery(最大60W)のサポートに加え、Thunderbolt 3およびUSB3.2~USB2.0との互換性も確保。Thunderbolt接続やUSB2.0以上の機材が増えつつあるプロのレコーディング現場や、USB Type-Cの普及が進む音楽/映像制作環境をはじめ、さまざまな用途で高い信頼性を発揮すると謳っている。 導体には厚肉銀メッキ高純度無酸素銅を採用し、高速通信時における導体表皮効果を改善、伝送効率を向上させている。また導体の太さは信号線がAWG28、電力線もAWG21とすることで、バスパワー駆動機器やソフトウェアの安定性も高めた。 信号路は、錫メッキ銅網組シールド/アルミマイラーテープ/銅マイラーテープによる3重シールドでノイズ耐性を高めた極細同軸構造を採用。一般的なツイストペア構造のUSB4ケーブルと比較して伝導ノイズレベルを約25%低減したといい、輻射ノイズによる干渉を受けにくく安定した転送性能を発揮するとしている。 USB Type-Cコネクターには、金属的バネ性と導電性に優れたコルソン系合金を採用し、挿抜耐久性と伝送効率を強化。加えて「オヤイデ/NEO」ロゴをプリントしたアルミニウムカバーとPVC樹脂で共振周波数を抑制し、端子への微振動を制御している。 また、コネクター内部もアルミニウムカバーとシェルシールドによってケーブル接合部までノイズから保護。完全自動化された最先端のはんだ接合処理を用いることでインピーダンス整合性を保ち、反射ノイズを抑制している。 シースには加水分解のおそれが少なく、耐久性と柔軟性を兼ね備えた高品質TPE素材を採用。カラーは目立ちにくいマットブラックをベースとしつつ、コネクターカバーにゴールドアルマイトのアクセントを配することで、高級感と視認性も高めたとする。ケーブル外径は、取り回しの良さと耐久性/伝送性能のバランスを考慮し、5.3mmと太めに設計したとのこと。
編集部:成藤 正宣