同業者から支援の手 スイミングスクールがジュニア選手受け入れ練習を再開
地震による被害でプールが使えず練習ができなかった七尾市のジュニア世代の水泳選手が市内の別のプールを借り練習を再開しました。 「帰り、個人メドレー種目で速さは気にしないでいいから、水のつかみをしっかり意識して泳いでみて。いい?OK」(スポーツギャザー770 髙橋秀幸代表)指導するコーチの声がプールにこだまします。 七尾市のノトアフィットネスクラブで地震後初めての練習を再開したのは同じ七尾市内のスイミングクラブ「スポーツギャザー770(ななお)」の選手たち。液状化でクラブの建物が傾きプールが使えなくなっていたところ、こちらも天井がはがれたり水が抜けるなど地震の被害はあったものの2月8日に営業が再開できた、ノトアフィットネスクラブから選手を受け入れるとの申し入れがありました。 (ノトアフィットネスクラブでは被害はあった?)「天井だったり、壁が剥がれてしまった。プールの水が、全て抜けてしまうなどの被害があった」「諦めずにスイミングが楽しいな、続けてもらいたいという気持ちもあったので、楽しそうに泳ぐ姿を見て、すごくうれしい」(ノトアフィットネスクラブ プール責任者萩原晴生さん) この日は小学4年生から高校2年生までの12人が久しぶりのプールでそれぞれ泳ぎを確認していました。 「こんなに期間が空くと身体もなまったりするので、練習ができるのはありがたいなと思う」志賀高校1年・相畑悠也さん) 「ギャザーが始まりなのでギャザーが壊れているから、プールが使えないからやめてしまおうと思っていた。でも、泳ぐことができたので、このまま続けます」(石崎小学校6年・竹田まりもさん) ノトアフィットネスクラブでは当面、週4回プールを貸し出し、全国大会へ向けた練習などをサポートすることにしています。
北陸放送