柔道男子で五輪連覇の永瀬貴規が故郷長崎に凱旋「多くの経験を積んだ特別な場所」母校の小学生とも対戦
長崎県は25日、柔道男子81キロ級で東京、パリの2大会連続金メダルを成し遂げた永瀬貴規(31)=長崎市出身=に県民栄誉賞特別賞を贈った。永瀬は母校の長崎大付属小を訪れて後輩たちと交流。「長崎は多くの経験を積んだ特別な場所。原動力になっている」と語った。 ■「AI画像かと」阿部一二三の驚愕肉体美【写真】 児童から質問攻めにあった永瀬は、好きな言葉を「継続は力なり」と言い、自身の幼少期について「好き嫌いなくたくさん食べた。みんなも給食は残さず、おかわりもして」と話した。永瀬との交流試合も行われ、一本背負い投げを決めた3年の角本佳希さん(9)は「大きくて強かった」と目を輝かせた。 永瀬は長崎大付属小・中から長崎日大高(諫早市)に進み、旭化成に所属。東京五輪後に県民栄誉賞が贈られた。特別賞の表彰式は県議会の議場で行われ、傍聴席は市民で埋まった。大石賢吾知事は「多くの感動と勇気を与えてくれた」とたたえた。 特別賞は、体操の男子個人総合でロンドン、リオデジャネイロ五輪の2大会連続で金メダルを獲得した諫早市出身の内村航平さんに次いで2人目。(貞松保範)
西日本新聞社