注目集まる角田裕毅。兄貴分のガスリー「彼の才能は最初から知っていた。レッドブル昇格が考慮されていたならいいけどね……」
2025年もRBから継続参戦が決まった角田裕毅だが、アルファタウリ時代にチームメイトとして働いたピエール・ガスリーは、今の角田はトップチームで走るに値するドライバーだと太鼓判を押す。 【動画】F1ドライバー角田裕毅、”グルメ”を語る! SRS同期生、大湯都史樹&笹原右京の”疑問”に反論 角田は今シーズンがF1で4年目であり、大きく成長したことで注目を集めている。RBの戦闘力が十分ではないマシンでポイントをもぎ取り、チームメイトのダニエル・リカルドを上回り続けることで、その評価は高まったのだ。 そのため、2025年にはレッドブルに昇格するかどうかも注目された。しかし最終的にレッドブルはセルジオ・ペレスの残留を決定。角田はRBに残留することが決まった。 そんな角田について、成長ぶりに驚かされたかどうか、そしてそのパフォーマンスは以前から分かっていたことなのかと尋ねられたガスリーは、「最初から知っていた」と答えた。 「パドックの中で、彼にはとても才能と能力があることを、初めから知っていたのはおそらく僕だけだろう」 「常々言ってきたけど、彼はとても速かったし、良いチームメイトだった」 「彼は学習する必要があったし、ドライビングやレースのやり方を成熟させる必要はあった。そして今年は、それを目の当たりにしていると思う。ミスを最小限にして、とても競争力がある。ポイントをもぎ取り、ほとんどの事例で仕事をやり遂げているんだ。とても、とても信頼のできるドライバーだ」 ガスリーはチームメイトだった時には「(角田の能力について)疑う人もいたのは知っている」と語りつつも、「いつもそれはフェアじゃないと思っていた」と角田の実力を評価している。 そしてかつては自らも座ったレッドブルのシートや競争力のあるマシンに乗るにふさわしいと太鼓判を押した。 「僕がそこ(アルファタウリ)にいたとき、一部の人達が彼のことを疑問視していたのは僕も知っている。でも僕はいつもそれがフェアじゃないと思っていた」 「これは自分がレースをしている相手……チームメイトを称賛するようなものだけど、僕がレッドブルから(アルファタウリへ)戻った時、状況は彼に有利に働くものじゃなかった」 「それでも僕が去った後、彼が上手くやるだろうことは分かっていた。そして公平を期すためにも、彼がレッドブルでのシート争いにおいて考慮されていたことを願っている」 「なぜなら僕としては、彼は強力なパッケージであることを証明しているし、それに値している。彼は強力なマシンを手にするに値するんだ」
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