21日のイタリア杯ラウンド16インテル戦で決勝点を挙げたボローニャのダン・エンドイを祝福するチアゴ・モッタ監督(C)Getty images

【欧州・海外サッカーニュース】ボローニャのチアゴ・モッタ監督が、日本時間21日に行われたコッパ・イタリアのラウンド16インテル対ボローニャ戦終了後、延長戦の末の逆転勝利でのベスト8進出に歓喜した。 【動画】ラウタロがまさかのPK失敗！【インテル×ボローニャ｜ハイライト】コッパ・イタリア ラウンド16

前日にナポリがフロジノーネに敗れる波乱が起きたばかりのコッパ・イタリアのラウンド16。日本時間21日は、大会2連覇中の王者インテルが登場し、OBのチアゴ・モッタ率いるボローニャをホームに迎えた。 『DAZN（ダゾーン）イタリア』解説陣ダリオ・マルコリン氏が「“実行力”のインテルと“美”のボローニャ」と評し、「今シーズンのセリエAで最高のカルチョを披露している」2チームによる対決。過密日程の中、両チームともに一部、ターンオーバーを敷いて臨んだ一戦は、延長戦の末、2-1でボローニャに軍配が上がった。 今シーズンは、リーグ戦16試合を終え、7勝7分2敗の好成績でUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）圏内の4位と大躍進を見せるボローニャ。イタリア杯の舞台においても優勝候補の本命を撃破し、フィオレンティーナの待つ準々決勝へと駒を進めた。 ボローニャ指揮官のモッタは試合終了後、イタリアメディア『Sportmediaset』のインタビューに応じると、喜びを語った。 「完璧な試合だった。まず先発した選手たちがものすごい仕事をしてくれた。それからフレッシュな途中出場の選手たちがエネルギーをもたらし、リズムを作り直してくれた。昨シーズンのUCLファイナリストとの複雑な一戦であっただけに、みんなを褒めなければならない。試合のマネージメントは最高だった」 「我々は、こうした瞬間をファンにプレゼントするために毎日を過ごしている。最高の勝利だった。ファンタスティックな瞬間だ。私や選手たちに対するみんなからの賛辞には感謝している。こうした瞬間にたどり着くためには、日々、たくさんの努力が求められる。だが、このチームは決して愚痴をこぼさない。だからこそ今夜のような勝利はふさわしかった」 ボローニャ指揮官は、快進撃を続けるチームを称える一方で、今週末に控えるセリエAの次戦へ向けて気を引き締めた。「我々がまだ何もしていないなんて、事実ではない。すでにものすごいことを成し遂げてきた。だが、まだシーズン半ばでしかなく、土曜日（23日）にはアタランタとの重要な一戦も待っている」と語った。