「優れた起業家」アルファ電子樽川社長(福島県天栄村)グランプリ EYアントレプレナー東北大会 日本大会へ出場
優れた起業家をたたえる表彰制度「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2024ジャパン」の東北地区大会は11日、仙台市で開かれ、グランプリに電子部品製造業アルファ電子(本社・福島県天栄村)の樽川千香子社長が選ばれた。樽川社長は12月10日に東京都で開かれる日本大会に出場する。 樽川社長、双葉町に事業所を構える浅野撚糸(本社・岐阜県)の浅野雅己社長と浅野真美副社長を含む東北地方の4社5人を対象に書類と面談で成長可能性や影響力などを審査した。 アルファ電子は医療機器や電子機器の部品製造を長く手がけてきた。2019年に異業種の食品事業に参入し、米粉麺「う米(まい)めん」などの製造に力を入れ、事業発展を進めている。樽川社長は「応援してくださる多くの人がいて(事業が)成り立っている。ものづくりで日本を支える企業になりたい」と語った。 米国で誕生した表彰制度で、日本では2001(平成13)年に始まった。世界約50カ国で行われている。東北地区大会は東北大の湯上浩雄副学長、2009年に日本代表に選ばれた東洋システム(本社・いわき市)の庄司秀樹社長らが審査した。4社5人に「アントレプレナー賞」を贈った。