不振のユーヴェ、指揮官が幹部の信頼を受けて臨んだ一戦で格下と辛くもドロー「試合を理解していなかった。ラツィオ戦では異なる試合を」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、日本時間20日に行われたセリエA第33節カリアリ対ユヴェントス戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じて試合を振り返った。 【動画】アッレグリ率いるユヴェントスはカリアリに2度もPKを献上…
今年1月末以降、成績不振が続いて3位へと後退したユヴェントス。今月初めに2連勝を飾ったものの、前節ではトリノダービーでスコアレスドローに終わり、再び足踏みした。そんな中、ユヴェントスは、日本時間20日にカリアリと敵地で対戦。前半、残留争い中のチームを相手に2度のPKを与えて2点を追う展開となると、試合終盤の87分にようやく同点に追いつき、辛くも2-2のドローに持ち込んだ。 ユーヴェ指揮官マッシミリアーノ・アッレグリが『ダゾーン』のインタビューで自陣のパフォーマンスを振り返り、反省点を述べた上で、日本時間24日のラツィオとのコッパ・イタリア準決勝第2戦を見据えた。 「前半はあらゆるシーンでボールロストし、7回もカウンターを受け、試合を理解していなかった。後半は、相手が疲れてプレッシャーを緩めたこともあり、選手たちはよりうまくプレーできていた。しかし前半は、もう少し相手守備陣の背後を狙った縦への攻撃をするべきだった。ローマでのラツィオ戦では異なる試合を見せられるようにしたい」 またアッレグリは、このところ精彩を欠き、前節のトリノダービーで途中交代に不満を示したフェデリコ・キエーザについて問われると、自身の見解を示した。 「今日のフェデリコは、左や右でしっかり仕事をしていた。良いプレーもあれば、そうでないプレーもあったが、今日は個人のパフォーマンスよりも、前半のチーム全体のパフォーマンスに注目するべきだろう」 またしても勝利から遠ざかったユヴェントスだが、指揮官アッレグリの去就を巡っては、ユヴェントスのクリスティアーノ・ジュントリSD(スポーツディレクター)がカリアリ戦の直前に『Sky Sport』のインタビューで発言。「われわれはアッレグリに満足している。彼は極めて素晴らしい仕事をしている。シーズン終了後、一緒に将来を計画していくつもりだ」と指揮官への信頼を強調。来シーズンの続投を支持する姿勢を示している。 アッレグリは、そんなクラブSDの発言について問われると自身の考えを示しつつ、ピッチへと目を向けた。 「当然、シーズン終了後、一緒に将来を計画するつもりはある。あらゆる評価を行った上で、そこから再出発しなければならない。だが現在、最も重要なのは、チャンピオンズリーグ出場権を確保することだ」 「私は以前から、この時期にポイントを獲得することは難しいと言っていた。うまくやってのけなければならない。ただ、現在はイタリア杯で決勝へ勝ち進むことを考えるべきだ。ラツィオは強豪であり、スタディオ・オリンピコで重要な試合を見せようとするはずだ」 試合情報 ラツィオ vs ユヴェントス :コッパ・イタリア 準決勝2ndレグ 試合時間:2024年4月24日(水)日本時間4:00 会場:スタディオ・オリンピコ
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