ロイヤルコレクション「BB」が1万回転!! 一番止まるウェッジはどれだ!? 【2023年S-1グランプリ/ベスト16】
『月刊ゴルフダイジェスト』では毎年恒例となったスピンNO.1を決める「S-1グランプリ」。昨年はプロギアが激スピンを見せて優勝したが、果たして第4回の王者に輝くのはどのウェッジだ!?
高さで止めるのはご法度! “クラブが主役”の「止まるコンテスト」
「S-1」の決勝トーナメントは、打つ距離や止まるエリア、打ち方など厳正なレギュレーションのもとで行われる。一番重要となる項目が「高さ制限」。高さ制限を設けた根拠とは、ロブのような高い球を打つテクニックを使って止めると、クラブのスピン性能勝負ではなく、試打者のワザの勝負になってしまうからだ。 どのウェッジが止まるのか? ゴルファーなら誰もが興味があるはず!
決勝トーナメントの勝敗のつけ方
【ルール1】公平性を保つため、人工芝を使用。 【ルール2】高さを制限するゲートを設置し、上を越えた打球は無効。 【ルール3】1バウンド地点から球が止まった位置までの距離を計測。 【ルール4】同距離の場合は計測器のスピン量が多いほうを勝ちとする。 【ルール5】50Yでピンから半径3m以内のみが対象。 【ルール6】試打者3人のベスト3球を採用。 【ルール7】打ち方はロフトなり。
いよいよ決勝トーナメント1回戦! ベスト8に進出するのはどのクラブ!?
【予選1位 ロイヤルコレクション「BB」vs 予選16位 ジューシー「tT」】 ○BB●3名の平均/4.3M × tT●3名の平均/4.6M 開幕戦を制したのは予選トップの「BB」。「S-1」の常連ジューシーとロイコレ「BB」。とくに木部さんは「BB」で、球を低く出したスピンで止めまくり! 【予選5位 クリーブランド「RTX6 ZIPCORE」vs 予選12位 ピンゴルフ「GLIDE4.0」】 × RTX6 ZIPCORE●3名の平均/4.4M ○GLIDE4.0●3名の平均/4.3M プロ2人が結果を出しピンが辛くも勝利。2人のプロはピンのほうが、木部さんはクリーブランドのほうがわずかに上回り、前者が勝ち。「ピンは刃先をボールの下に入れやすい」(馬場プロ) 【予選7位 クリーブランド「RTX DEEP FORGED2」vs 予選10位 ブリヂストン「BRM2 HF」】 ○RTX DEEP FORGED2●3名の平均/4.6M × BRM2 HF●3名の平均/4.7M ボールをグリップしたクリーブランドが白星。大きめサイズの軟鉄鍛造によるぶつかり合い。強いグースネックの「HF」も打ち慣れてくるとビタっと止まったが「RTX」のミゾが利いて勝利。 【予選14位 フォーティーン「RM-α」vs 予選3位 ピンゴルフ「GLIDE FORGED PRO」】 × RM-α●3名の平均/4.7M ○GLIDE FORGED PRO●3名の平均/4.6M テクニシャン好みの小ぶりなピンに軍配。かつて“激スピン”で話題になったメーカーの競り合い。日下部プロは「コンパクトなピンは抜けが良くてスピンが入る」と言い、勝負がついた。