最後は渾身の「やりまわし」岸和田だんじり祭
最後は渾身の「やりまわし」岸和田だんじり祭 THEPAGE大阪
大阪府岸和田市で行われている「岸和田だんじり祭」は17日、本宮を迎え、午後10時に終了した。初日は台風18号の影響で、朝から晩まで雨が降り続いたが、17日は大阪府内に暴風警報が発令されるなどしたが日中はほとんど雨が降らず、多くのだんじりが豪快なやりまわしをみせていた。
大阪管区気象台によると、20日は同府堺市で前日より約6度高い最高気温28.1度を観測。湿度の方は大阪市内でも日中はほぼ60%以上を観測するなど、蒸し暑さも感じた。そんな中、岸和田地区22町、春木地区15町のだんじりが、勇壮に街中を走り抜ける。
岸和田地区のカンカン場で見ていた貝塚市内の50代の女性は「知ってる子が曳いてるんで毎年来ています。さっき見つけてうれしかったです。きょうは雨が降らなくてよかった」と話していた。 前日はほとんど雨が降っていたため、十分なやりまわしができなかったが、17日は雨は夕方まではほとんど降らず、各町とも前日の分まで堂々としたやりまわしを決め、最後にはカンカン場で渾身のやりまわしをみせ、観客席などからは、決めるたびに大きな歓声があがっていた。
夜はだんじりに多数の提灯をぶらさげてゆっくりと進む「灯入れ曳行」が行われるが、16日は雨のためそれを中止する町も。17日も夜は雨が降ってきたため、吊るす提灯を減らして進む町もあり、子どもたちが綱を持ち元気な掛け声をあげながら進んでいった。