アジア最高額はどこ!? 代表チーム最新市場価値ランキング3位。今後大幅ダウン? 高齢化が止まらない強豪
FIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選が9月から始まり、アジア各国の代表がW杯の切符をつかみ取るためしのぎを削っている。近年はアジアの選手も評価されるようになり、市場価値も全体的に増加傾向にある。今回は、アジアの代表チームの市場価値をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』参照。※メンバーは11月シリーズ発表時点のもの)
3位:イラン代表 最新FIFAランキング:19位 総市場価値:4910万ユーロ(約78億5600万円) 最高額選手:メフディ・タレミ(1000万ユーロ/約16億円) 3位には、今年初旬に行われたアジアカップで日本代表に勝利したイラン代表がランクインした。その総市場価値は4910万ユーロ(約78億5600万円)となっている。 イラン代表の最大の特長は豪華な攻撃陣だろう。メフディ・タレミ(インテル/イタリア)、サルダル・アズムン(シャバーブ・アル・アハリ/UAE)、アリレザ・ジャハンバフシュ(ヘーレンフェーン/オランダ)と、3人の欧州リーグでの得点王経験者がいる。 その中でもトップの市場価値となったのが、今夏にポルト(ポルトガル)からインテルに移籍したタレミである。2000万ユーロ(約32億円)と評価された全盛期と比較すると、半分の1000万ユーロ(約16億円)まで価値を下げたが、その実力はインテルでも貴重なピースとなっていることからもわかるように健在だ。 彼に次ぐのが、昨季ローマでプレーしていたアズムンで、こちらも全盛期と比較をすると2500万ユーロ(約40億円)から800万ユーロ(約12.8億円)と大幅ダウン。ただ、昨季までの数シーズンと違って、現在所属するシャバーブ・アル・アハリではチームのエースとしてプレーできており、今季開幕から公式戦13試合で11ゴールと得点を量産中だ。 この2人を中心に強力な攻撃陣が、イラン代表のチーム内での市場価値ランキングでは上位に名を連ねている。一方で中盤と最終ラインの選手の市場価値は軒並み低い。その理由の一つがチーム全体のベテラン化で、29人の招集メンバーのうち30歳以上が10人、28歳以上は半分以上の17人にも及ぶ。 ベテランになればなるほど市場価値が下がる傾向にあるため、この状況が続くようであれば、近い将来にも現在の3位からのダウンの可能性も出てくるだろう。
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