豊かな感性伝える142点 金沢21美で北國写真展が開幕
いしかわ秋の芸術祭文化絢爛(けんらん)「第81回北國写真展」(北國写真連盟、北國新聞社、富山新聞社、福井新聞社主催)は22日、金沢21世紀美術館で始まり、入賞・入選作111点と委嘱出品31点の計142点が写真愛好者の技と豊かな感性を伝えた。 北國写真展は北陸最大の規模と長い歴史を誇る公募展。元日の地震で崩れる前の雄大な見附島や、柔らかな光が差し込む牧場の朝、空を羽ばたく大群の鳥を捉えた作品などが来場者の目を引いた。 会場には、第47回石川県学生写真コンクールの入賞作と出品作計58点も並んだ。放課後の教室や、野球の試合を応援する生徒など青春の一コマを切り取った作品がみずみずしい感性を示した。北國チャリティー写真展、「四季北陸のくらし」コンテスト、フォトクイーン撮影会、北國フォトセミナーの作品も展示された。 いずれも27日まで。入場料は共通で500円(中学生以下は無料)となる。金沢展終了後、高岡、福井、加賀、七尾で巡回展が開かれる。