島原市長に古川氏4選 3期連続の無投票 長崎
任期満了に伴う長崎県島原市長選は24日告示され、無所属で現職の古川隆三郎氏(68)=自民、公明推薦=以外に立候補の届け出がなく、4選が決まった。無投票は2016年以降、3期連続。 1940年の市制施行以来、市長選が3期連続無投票となったのは初めて。 古川氏は青果店経営を経て2003年、島原市議になり、08年の市長選に立候補したが落選した。2度目の挑戦となった12年の市長選で初当選。16年と20年はいずれも無投票で当選した。3期目は、イオン島原店建て替えに伴う中心市街地の再開発や島原城築城400年に伴う記念事業などに取り組んだ。 古川氏は4選が決まると、西八幡町の選挙事務所で支持者と共に万歳三唱。「何としても若い人たちがこの街に残り、いったん古里を離れても島原に戻ることができる街をつくりたい」と企業誘致への決意を語った。