菓子奉納し健康祈願 福島・郡山で「和菓子の日」に献菓祭
「和菓子の日」の16日、菓子を神前に供えて健康を祈願する献菓祭が福島県郡山市の開成山大神宮であった。全国的にも珍しい行事で、県菓子工業組合が主催した。 郡山市の柏屋、会津坂下町の太郎庵など県内の各菓子店が代表的な銘菓を奉納。郡山市の和菓子職人武田恭司さんが、生菓子作りを実演した。 和菓子の日は848(嘉祥元)年、神託を得た仁明天皇が菓子や餅を供えて厄よけとした故事にちなむ。宮中で明治期まで続いた献菓の儀式を復活させたのが献菓式という。 組合は「これから夏に向かっては水菓子の季節。菓子を味わうゆとりを持って暑さを乗り切ってほしい」とPRした。
河北新報