壱・センチャイジムが王座奪還し、ヒジありルールの-55kgの統一を宣言【KNOCK OUT】
「KNOCK OUT 2024 vol.2」(4月27日、東京・後楽園ホール)で行われた「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」で前王者の壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)が王者・古村光(FURUMURA-GYM)に挑戦し、5R負傷判定で勝利を収め、王座に返り咲いた。古村は初防衛戦だった。 試合後のマイクで壱はヒジありルールの-55kgの統一を宣言した。 2人はこれまで2度対戦し1勝1敗。前回の対戦では王者・壱に古村が挑戦し、判定勝ちを収め王座を獲得した。 1R、ともにサウスポー。壱の左ローにパンチを合わせに行く古村。古村の左ローに右ミドルを返す壱。壱は右ジャブ、右ミドル。古村はワンツーを立て続け。古村は右インロー、壱は左ミドル。
2R、壱は左ミドル。古村は圧をかけ返し左ミドル。古村の左ロー。壱の左ミドルをキャッチした古村が左ストレート。古村は左ロー、壱は右ミドル。蹴り足をキャッチした古村がパンチ。壱は右ミドルを連打。古村は右ジャブで牽制。壱のミドルをキャッチしてパンチを狙う古村。 3R、壱が右ミドル、古村は左ロー。古村の蹴りに左ストレートの壱。古村は蹴りをキャッチしてパンチ。組みからヒジの壱。ブレイク後、右ミドルの壱に古村が右ロー。壱の左ミドルをキャッチした古村。壱はパンチは打たせない。互いに攻撃を狙ったところで激しいバッティング、古村は右まぶた、壱は右目じりから激しい出血。ともにドクターチェックが入るが、試合続行。再開後もパンチ、蹴りから組みの展開となり、こすれてすぐに出血の2人。
4R、壱の左ミドルをキャッチの古村。壱はバックブローを狙う。壱の左ミドルをキャッチして左ミドルを返す古村。壱はタイミングをずらして左ミドル、右ミドル。探り合いから壱が右ミドル、左ミドル。続く壱の左ミドルをキャッチして左ストレートの古村。古村はワンツー。壱は左ミドル。 5R、古村の左ローに壱は右ミドル。古村は圧をかけて左ミドル、左右のフック。なおも前に出たところで壱もパンチを打ちに行き、バッティングが発生。一時中断し古村にドクターチェックが入るが試合続行不可能となり、試合は負傷判定に。5R28秒までの判定は48-49、48-49、48-50で壱が勝利。王座奪還に成功した。 壱は試合後のマイクで「後味悪い試合になってすいません。3度目の対戦ということできれいに決めたかったんですが。まあでも、王者は僕じゃないと似合わないと思っているし。俺がKNOCK OUTを背負っていくので。山口さん(KNOCK OUT代表)が今年は55キロで大きな動きがあると言っていたので、ヒジありで55kgを集めてもらって、俺がKNOCK OUTを代表して55kgをまとめます」とアピールした。