サッカー=バルサ優勝、クラシコ制し最多15回目 スペイン・スーパー杯
[ジッダ 12日 ロイター] - サッカーのスペイン・スーパーカップ(杯)は12日、サウジアラビアのジッダで決勝を行い、バルセロナが自身の歴代最多を更新する15回目の優勝を果たした。 バルセロナはレアル・マドリードとの伝統の一戦「クラシコ」となった決勝で、前半5分にキリアン・エムバペに先制点を許したが、同22分にラミン・ヤマルのゴールで同点に追いつくと、同36分から3分間でロベルト・レバンドフスキのPK、ラフィーニャが立て続けに得点。さらにアレハンドロ・バルデも同アディショナルタイムにネットを揺らした。 3点リードで折り返したバルセロナは後半3分にラフィーニャが追加点。同11分にGKボイチェフ・シュチェスニーに対し、エムバペへのファウルでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)検証の末にレッドカードが出される一幕があったが、数的不利の状況で失点を同15分の1点に抑えて5─2の快勝だった。 同大会決勝は3年連続のクラシコで、2023年はバルセロナ、昨年はレアルが制していた。バルセロナの指揮官としては初タイトル獲得となったハンジ・フリック監督は記者会見で、「ビッグクラブの目標は常にタイトルを獲得すること。そのためにわれわれは努力している。 それを今後の試合でも見せなければならない」とし、「レアルは多くのミスを犯した。われわれはそれを利用して試合をコントロールした」と語った。 今大会で勝てば今季3つ目のタイトルとなるはずだったレアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、「前半はサッカーをしていなかった。ロングボールを蹴っていたが、そういうプランではなかった。選手たちには、試合に負けることはあるが前半のようなサッカーで負けてはならないと伝えた」と明かした。