製造業PMI11月は49.0に低下、サービス業は2カ月ぶり50上回る=auじぶん銀
Kentaro Sugiyama [東京 22日 ロイター] - auじぶん銀行が22日発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0と、前月の49.2から低下するとともに、好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で下回った。サービス業PMIは50.2と、前月の49.7から上昇し、2カ月ぶりに50を上回った。 製造業PMIの低下は3カ月連続。業況が緩やかに悪化していることが示唆されている。新規受注が47.4から47.9へわずかに上昇した一方、生産が前月の49.4から49.0へ、雇用が50.1から49.7へそれぞれ低下した。 サービス業の新規事業の拡大ペースは緩やか。企業にはコスト増加分を顧客に転嫁するため、販売価格を急激なペースで引き上げる動きもみられた。 S&Pグローバルのエコノミストによると、価格圧力は日本の民間セクター全体で高止まりしており、多くの調査回答企業がその原因として原材料価格の高騰と円安に言及しているという。