松平健、急死の盟友・真島茂樹さん悼む「生涯ダンサーを貫き通したマジを尊敬し称賛します」
松平健(70)のヒット曲「マツケンサンバ2」の振り付けで知られるダンサーで振付師の真島茂樹(まじま・しげき、本名・真島茂夫=まじま・しげお)さんが22日午後10時38分、虚血性心不全のため死去した。所属事務所が23日、発表した。77歳。葬儀・告別式は近親者のみで執り行う。2004年に日本舞踊をもとに振り付けした「マツケン―」が一世を風靡(ふうび)し、独特なキャラクターで「マジー」の愛称で親しまれた。後日お別れの会を開く予定。 * * * 盟友のまさかの急死に松平は驚きを隠せなかった。「余りに突然の事でいまだ信じがたい思いです」。2004年の紅白では、電飾5000個がついた竜宮城のようなセットから金ピカ衣装で松平が80人のバックダンサーを引き連れて「マツケンサンバ2」を披露した。そのダンサーの中でも、金の差し色を入れた、ひときわド派手な衣装でサンバを踊っていたのが真島さんだった。 紅白では出演していたアーティストと共にサンバを踊ったが、そこで氣志團らに振り付けを教えていたのも真島さんだったという。松平は「踊りを愛し生涯ダンサーを貫き通したマジを尊敬し称賛します。一緒に仕事をすれば周りに気を配り、一旦振り付けとなるとプロフェッショナルな厳しい指導。終われば明るく元気な優しい人柄でした」と振り返った。 松平は25日に京都で「マツケンサンバコンサート」を行う。背中を任せられる相棒を亡くしての公演となるが、「マジと長年苦楽を共にして造った作品を これからも皆さんに楽しんで頂けるよう 私も歌って踊り続けたいと思います」と哀悼のサンバをささげることを誓った。公演で松平が何を語るかが注目される。
報知新聞社