石川さゆり 映画「PERFECT DAYS」を振り返る「ヴィム・ヴェンダース監督はすごく日本が好きな方で、着物を着てほしいとおっしゃってくださって」
◆映画「PERFECT DAYS」で披露した楽曲をCD音源に
坂ノ上:「とこしえの旅」のカップリング曲には、映画「PERFECT DAYS」で石川さゆりさんが歌われていた「朝日楼」が入っております。さゆりさんは劇中で居酒屋の女将役を演じられていました。「PERFECT DAYS」も観させていただきました! 石川:役所広司さんが素敵ですよね。 坂ノ上:さゆりさんが歌われるシーンもすごく印象的でした。撮影はいかがでしたか? 石川:ヴィム・ヴェンダース監督の海外の映画だったので、日本人もいるけどスタッフのほとんどが外国の方だったんですね。日本の映画撮影だと(カチンコを)カチンと鳴らして始まるんですけども、監督が「ママさん、アクション!」と言ったらロールが回るんですよ。とっても優しい雰囲気のなかで参加させていただきました。 坂ノ上:日本の映画じゃないからこそ、日本ってこんなに素敵なんだって思わせてくれる映画でした。 石川:ヴィム・ヴェンダース監督はすごく日本が好きな方で、着物を着てほしいとおっしゃってくださったんですね。私は自分の着物を持っていって、「こういう風に組み合わせられますけどどっちがいいですか?」と聞いて、監督好みの色彩のものを選びました。 坂ノ上:そういうことも話し合って撮影が進んだんですね。「朝日楼」のレコーディングの様子はいかがでしたか? 石川:もともとシングル盤は自分の新曲が2曲入るんですけど、こういう形は初めてですね。映画って歌の全部が流れるわけじゃないから、ステージでちょっと歌ってみたんです。 そうしたら「お家で聴きたい」というお声をたくさんいただいたんですね。なので、今回の「とこしえの旅」のカップリングで出してみましょうか、ということでお届けすることになりました。 (TOKYO FM「白岳しろ 坂ノ上茜のぎゃんっ!ラジオ」2024年7月25日(木)放送より)