畳職人、作った楽器120、集った仲間350
京都市の畳職人、西脇一博さん(57)は、国産イ草を使った畳の魅力を世界に発信しようと、畳を使った楽器を製作する。これまでにギターやドラムなど120個以上の畳楽器を作ってきた。各地で仲間と共にギターを奏で歌を披露する。 楽器は畳の製造時に出た端材などを再利用して作る。結成した畳PRユニット「日本畳楽器製造」の活動は14年目を迎え、西脇さんは中心メンバーとしてギターとボーカルを担当する。 畳PRに賛同した国内外のミュージシャンらが加わり、ユニット全体のメンバーは約350人。メンバーは固定されず、イベントごとに参加する。西脇さんはこれまで300回以上ステージに立ってきた。 西脇さんは「全国のイ草農家さんの頑張りがあるからこそ続けてこれた」と話す。 (山田凌)
日本農業新聞