春を呼ぶフクジュソウ、雪と青空と共演 北アルプス望む山あいでまもなく見頃
長野市大岡で群生地再生、集落に活気
長野市大岡の日方(ひなた)集落でフクジュソウが見頃を迎えつつある。北アルプスが青空に映えた11日、残雪の割れ目から顔をのぞかせた黄色い花を写真愛好家らがカメラに収めていた。 【写真】虫たちの目覚めを誘うフクジュソウ
かつての桑畑に群生していた花を地元有志の保存会が草刈りなどをして10年前に再生させた。保存会の待井吉久会長(71)によると、一帯で農産物販売などを行う20日前後に見頃を迎え、約30アールが黄色に染まるという。 年々県内外から訪れる人が増え、高齢化が進む集落に活気が戻ってきているという。待井会長は「幸せを運んでくれる黄色いシンボル。今年も春が来ましたね」。