東京ドーム10個分の大規模開発…市長「最後のチャンス」 担当者「周遊の拠点に」 地元からは複雑な声も 静岡・駿河区
現地はいま…
今回の開発事業は、地権者たちで設立された組合が主体となって行われます。インター周辺の現在の様子はどうなっているのか? カメラは現地へ向かいました。 静岡市大谷・小鹿まちづくり推進課 宮﨑毅係長:「この辺りが開発が予定されている場所です。現状は農地になっています。非常に平坦な土地で、インターの足元ということもあり市内外から人を呼び込むにあたっては非常にいい所。それに広大な土地でもあるので開発には適している場所だと思う」
山に囲まれ、平地が限られる静岡市にとって、この土地は市全体の発展につながる、大きな可能性を秘めた重要な場所だといいます。 静岡市大谷・小鹿まちづくり推進課 宮﨑毅係長:「市内外から人が集まるような交流の拠点として、まず賑わいを生むような場所になってもらって、それから周辺の観光地、中心市街地といった所、市を周遊してもらうような場所の拠点になってもらえればいい」
地元からは複雑な声も
ところが、この土地で長年いちごを生産してきた農園からは開発について複雑な声が聞こえてきました。 いちご園三軒屋 佐藤孝志代表:「実際に今、話が進んできて、どんな街ができるかということよりかは、ここで20年くらい農業経営をしているので、自分の経営がどうなってしまうのかなという漠然とした不安は最初ありました」