渡辺えりさんも激しく踊る「山形花笠まつり」開幕
花笠音頭に合わせ、華麗に踊る参加者
花をあしらった笠を手にして踊る「山形花笠まつり」が5日、山形県山形市で開幕した。7日までの3日間の開催で、165団体の約1万5千人が市中心部の大通りを鮮やかに舞う。
花笠踊りのパレード先頭集団は、午後6時10分ごろ大通りをスタート。初日は51団体の約4900人が「花笠音頭」の曲に合わせ、華麗な踊りを披露した。花笠踊りには、優雅にゆったりと踊る「薫風最上川」、力強く踊る「蔵王暁光」の2つの「正調花笠」の踊り方があるほか、笠を激しく回しながら踊る「笠回し系花笠」や「創作花笠」もある。参加者たちは「ヤッショ、マカショ」の掛け声とともに、それぞれの踊り方で沿道の観客を沸かせていた。
パレードの列には、山形県出身の女優・渡辺えりさん(60)が率いる団体も登場。渡辺さんが花笠を回しながら激しく踊る姿に、沿道からは「えりちゃん」の歓声が上がっていた。 パレードを観覧していた山形市の中学1年生、荒井星来(せら)君(13)は「迫力があってすごかった。来年は自分も参加して踊ってみたい」と目を輝かせた。 「山形花笠まつり」は1963年、「蔵王夏まつり」の中で行われた「花笠音頭パレード」が始まりで、それまで地域ごとに10種類以上あった花笠踊りを「正調花笠」に統一する形で誕生したという。 (THE EAST TIMES)