港珠澳大橋が11月24日の朝から昼すぎにかけて通行止めに…自転車競技開催で
来年(2025年)11月に広東省・香港特別行政区・マカオ特別行政区が「第15回中華人民共和国全国運動会(全運会)」共同開催予定となっている。 同大会の組織委員会は11月7日に広東省珠海市で会見を開き、第15回全運会の自転車競技のテストを兼ねた「2024年広東・香港・マカオサイクルロードレース」を(2024年)11月24日に開催すると発表。珠海と香港、マカオを結ぶ港珠澳大橋がコースとなるため、同日の午前中から昼すぎにかけて、交通規制を実施するとした。 今回の交通規制では、大橋の三地のイミグレーション施設における人と車両の通行が一時中止となる。マカオ側イミグレーションが絡む方向別の通行中止時間帯(現地時間)は、マカオ→珠海(9:00~12:30 *事前管制8:00)、マカオ→香港(9:00~12:30 *事前管制8:00)、珠海→マカオ(9:00~12:30)、香港→マカオ(9:00~12:30)とのこと。
このほか、マカオ域内にもコースが設定される関係で、マカオ域内でも港珠澳大橋マカオ側イミグレーションからマカオ大橋、タイパ島の北安地区にかけての一帯で同日午前の一部時間帯に交通規制が実施されるという。 第15回全運会マカオ組織委員会によれば、通行中止時間帯は港珠澳大橋のシャトルバス(金バス)やマカオと香港の市街地間を結ぶクロスボーダーバスが臨時運休するとし、マカオと香港との間を往来する市民及び旅客に対し、代替ルートとして海上交通機関の利用を検討するよう呼びかけた。組織委員会では、政府関連部門を通じて船会社に増便を要請済みとしている。 全運会は1959年に始まった中国における大規模スポーツイベントで、1993年の第7会大会以降は4年に1度の開催となっている。