悪童ネリの減量は、順調に進んでいるようだ

　5月6日（月・祝）東京ドームにてプロボクシング4団体統一王者・井上尚弥（31=大橋）に挑戦する元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ（29=メキシコ）が本日25日、自身のXで10日前の割れた腹筋ボディの写真とともに、現在の体重を報告し、すでに7日前計量の規定体重に並んだことを報告した。 【フォト】試合10日前、ネリの絞ったボディ！割れた腹筋も 　WBCは、ネリが過去に山中慎介戦で大幅な体重超過の前例があることから、今回の試合で厳格な事前計量（30日前、15日前、7日前）を義務付けている。スーパーバンタムは55.34kgだが、ネリは60日前計量を134ポンド（60.7kg）でパスし、今月19日（日本時間20日）には、米テキサス州エルパソで実施されたWBCの試合14日前の体重チェックで、規定の128ポンド（58kg）を下回る127.6ポンド（57.87kg）でクリアした。 　次の7日前（4月27日）計量の規定は126ポンド（57.15kg）以下となるが、あと2日を残し、ネリは割れた腹筋ボディの写真に「126ポンド」の文字を載せ「代役を探しているんだってな」と余裕のコメントを書き込んだ。 　大橋会長は4月11日の記者会見でネリが体重オーバーなら試合を「絶対にやらない」と断言。ネリが欠場になった場合は、このイベントのアンダーカードに組まれたWBO同級2位テレンス・ジョン・ドヘニー（アイルランド）vsブリル・バヨゴス（フィリピン）戦を中止し、ドヘニーが井上と戦うことを発表している。 　このまま順調に行けば、井上とネリの試合は実現しそうだが、最後まで予断を許さない状態が続くことだろう。悪童ネリが、このまま計量をパスすることを祈るばかりだ。