遺族が語る「戦争体験」 小学生が平和の大切さ学ぶ/埼玉県
小学生が、太平洋戦争で父親が戦死した遺族の体験を聞いて、平和の大切さを学ぶ特別授業が加須市で行われました。 加須市立大利根東小学校では、総合学習だけでなく国語の授業でも、広島の原爆をテーマにした物語を取り上げるなど、平和について考える時間を積極的に増やしています。 5日は、戦没者の遺族で作る県の遺族連合会の福居一夫さんが学校を訪れ、5年生33人に講演しました。 福居さんは2歳のときに硫黄島の戦いで父親を亡くしています。 自身は東京大空襲を経験していて、自宅に焼夷弾が落ち、「『助けて』と叫ぶ人々の姿を横目に必死に逃げた」と語りました。 そして、罪のない人の命も奪ってしまう戦争は、二度と起こしてはいけないと強調しました。
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