好プレーに子どもとハイタッチする澤さん（左、やまぐち富士商ドームで）

　元サッカー女子日本代表の澤穂希（ほまれ）さん（45）と阪口夢穂（みずほ）さん（36）による女子サッカー応援イベント「JFAマジカルフィールド　ファーストタッチイン山口」は23日、山口市阿知須のきらら博記念公園やまぐち富士商ドームで開かれた。未経験、初心者の小学1～3年生とその保護者計240人が参加し、サッカーの楽しさに触れた。日本サッカー協会と同県協会主催。 　日本サッカー協会が女子サッカー人口の拡大を図ろうと2022年に始めた。今年度は全国14カ所で開催され、県内では初。澤さんが企画のキャプテンを務め、元なでしこジャパンの面々が講師を務めている。ウォルト・ディズニー・ジャパン協力の下、女子人気の高い作品の王女たちがイメージキャラクターとなっている。 　子どもたちはディズニープリンセスをあしらったユニホームを着て参加した。サッカーボールを使った柔軟体操や短いドリブルでウオーミングアップ。澤さんと阪口さんもその輪に加わり、笑顔で交流した。 　シュート練習では2人がキーパーを務めた。元日本代表の反応でゴールを防ぐと会場が大いに沸いた。ゲーム形式の練習もあり、華麗なドリブルを披露。子どもたちの好プレーはハイタッチや拍手でたたえていた。 　澤さんは「童心に返って楽しむことができ、子どもたちの笑顔がうれしかった。サッカーに限らず何か一歩を踏み出すきっかけにしてもらえれば」と期待を込めた。阪口さんは「女子サッカー選手が増えるためにもサッカーに触れる場をこれからも提供していきたい」と話した。 　藤井柚花さん（神原小3年）は父・英二さん（50）と参加。「初めて本格的にサッカーをした。澤さんたちと一緒にプレーができて楽しかった」と笑顔だった。