【特集】なでしこジャパンの絶対的守護神・山下杏也加の美学とは?(読売テレビ「あすリート」)
◆「1位以外は全て一緒」トップにこだわる日本の守護神
INAC神戸レオネッサのゴールキーパー、山下杏也加選手(28)。WEリーグ初年度の2021-22シーズンにMVPに輝き、日本代表で69試合出場するなど、高い身体能力を持つなでしこジャパンの絶対的守護神です。 美人Vリーガーの挑戦 涙は生まれ変わるためのもの ~久光スプリングス 石井優希~ (山下)「自分は1位しか興味がないというか、1位にしか価値がないと思っているので、2位だとしても、8位とか16位と同じレベルと思っています」 リーグデビューからカップ戦、皇后杯を含めて15回の優勝経験を積み重ねてきました。 (山下)「決定的な場面を阻止して相手の悔しがっている顔を見ると、心の中でめちゃくちゃ“よっしゃー”って思いますね。自分は守ることしかできないので、0点の完封に抑えられた試合が1番、今週頑張ったなと思える瞬間だと思える瞬間かな」 今年1月、3大タイトルの1つである皇后杯の決勝戦で、三菱重工浦和レッズレディースと対戦しました。体を張った俊敏なプレーで勝利を呼び込み、チームを8年ぶりの優勝に導きました。
◆パリ五輪出場を決めた“山下の1ミリ”
2019年、2023年のワールドカップと東京五輪に出場し、日本代表でも長く活躍する経験豊富な山下選手。2月のパリ五輪アジア最終予選では、ゴールラインギリギリで防ぐファインセーブを見せ、SNSでは“山下の1ミリ”と注目されました。なでしこジャパンは2大会連続の五輪出場です。 (山下)「キャッチへの追求や、キャッチの美学の見てほしいなと思います。自分の手の中で攻撃を終わらせる、そしてそこから自分たちの攻撃が始まるキャッチが1番大事かな」
◆リーグ優勝へ!浦和戦へ臨む
今季も終盤。チームの優勝を目指し、山下選手は決意を新たにします。 (山下)「去年は2位に終わったので…INACに2位はもういらないですし、みんなで喜んで終わりたいと思います」 放送後、5月12日に三菱重工浦和レッズレディースの優勝が決まり、INAC神戸レオネッサの優勝はなりませんでした。しかし、次に控えるパリ五輪に向け、山下選手の戦いは再び始まっています。5月22日、日本代表のニュージーランド代表戦メンバーが発表され、そこには山下選手の名前がありました。次の舞台パリヘ、日本の守護神のこれからの活躍に期待です。 (読売テレビ「あすリート」4月27日放送 ※放送後一部追記)