「井上真央&キムタクからスクープ発言を…」明石家さんまが新春特番で見せた〝驚異のコミュ力〟
ダウンタウン松本人志(60)の活動休止発表をうけ、吉本興業の先輩・明石家さんま(68)の存在感がさらに増しているという。 【思わず二度見】「師匠!」「師匠!」とファンが……新大阪駅名物「さんまを囲む会」衝撃の内部写真 芸能界で特に注目されたのが、年始早々にあらためて見せつけた驚異の〝コミュ力〟。自身の冠特番で木村拓哉、井上真央から次々と〝新春スクープ発言〟を連発させたのだ。 「さんまはまず、木村と2人で進行した元日放送の『さんタク』(フジテレビ系)でタブーに切り込みました。旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川氏による性加害問題について、《聞かざるを得ないからな》と冒頭で言及。木村は、昨年さんまに『結構へこみがちなんですけど』などど相談し、『でもばっくれずにやったります』と言ったことなどを、ぶっちゃけ告白しました。 当時の心境について《腐りかけてた》とまで明かしたのですが、プライドが高い彼がここまで話すのは、相手がさんまでなければ無理だったでしょう。木村が性加害問題について言及したのは初で、さんまの〝取材力〟の凄みを垣間見ました」(スポーツ紙デスク) 翌日2日の『さんまのまんまSP』(フジテレビ系)では、井上真央相手にニュースを引き出した。同番組に井上が出演したのは約7年ぶり。久々感もあって、さんまは開始早々、ズケズケと《真央ちゃん、まだ結婚は?》と突っ込んだのだ。 「井上は苦笑しつつ《結構ネットでは何回も結婚しかけてるんですけど…》と、名前こそ出さなかったものの、熱愛疑惑が伝えられてきた嵐松本潤との結婚説がネット上で話題になることを自らいじったのです。 そして《よく『おめでとう』と言われるんですけど、何もないんです》と否定。さんまが《何もないことないやろ》と再確認したが、井上は《本当にないんです。でもスッキリしました》と初めて結婚説について話せたことに、喜びすら明かしました。井上の男性関係については長年、誰も直接聞けませんでしたが、ここでもさんまがタブーをあっさり打ち破った形です」(同) 現在、吉本芸人の中で、さんまと松本人志がテレビ界における事実上の両巨頭と言える。しかし、松本をめぐっては昨年12月27日発売の『週刊文春』が、過去の性的スキャンダル疑惑を報道。吉本は否定したが、松本は今月8日、裁判に注力したいとして当面の活動休止を発表した。 「松本が表舞台から遠ざかる決断をしたことで、現役バリバリで『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)など冠番組をいくつもこなし、ゲストを的確にいじり、確実に笑いをとってくれる〝お笑い怪獣〟さんまのありがたみがテレビ界で改めてクローズアップされています」(番組制作会社幹部) そもそもさんまと松本は、それぞれの存在が突出しているだけに、真偽不明な〝不仲疑惑〟が報じられたこともあった。さんまは村上ショージら〝可愛がっている芸人〟は多いものの、別に個人事務所も持ち、吉本とは一定の距離を置いているスタンスだともいわれる。一方、今田耕司や東野幸治、木村祐一ら自身に近い芸人が複数いる松本は、吉本内で〝政治力がある存在〟としてのイメージもある。 「松本は後輩芸人らの間で、お笑いの切れ味は抜群だが、政治力も強く、怖さがあるために、豪放磊落でバカになりきれ『あほか』と気軽に突っ込んでくれるさんまを信奉する人も多い。 1月13日放送のMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』でもさんまは、松本が裁判に注力する意向であることについて《子供のためっていうのが大きいような気がする》と理解を示しました。 さらに、吉本の岡本昭彦社長に『お前大変やな』と気遣ったことをあっけらかんと明かすなど、何でも腹を割って寄り添ってくれる印象を強めました。松本の活動休止をうけ、さんまの懐に入りたがっている芸人も増えているようです」(芸能記者) こうした状況に、芸能事務所の間では、スキャンダルに見舞われた後の「初コメント」をさんまの番組で言いたい、という声も出始めているという。 「キムタクも井上も、相手がさんまだから〝重大発言〟をさらっと言えることができたわけです。冗談を交えつつ、核心に迫ることを言える空気を作り出せるさんまのコミュニケーション能力が、芸能人の間でも改めて称賛されています。複数の芸能事務所の人から『うちのタレントに何かあったら、さんまさんの番組で最初にリアクションさせてほしい』と希望する声を聞きました」(芸能プロ幹部) 70歳近くだが、衰える気配が見えないさんま。松本が芸能活動からしばらく身を引くことで、お笑い界のパワーバランスが変わっていく可能性もありそうだ。
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