最近のハンバーガーって高すぎませんか?昔は「100円」で買えたのに…。
ビッグマック指数でわかる日本の現状
アメリカでも日本でも人気のバーガービッグマックを使ったビックマック指数をご存じでしょうか。ビックマック指数とは、マクドナルド本社を構えているアメリカを基準に、ビッグマックの価格を比較して各国の通貨の為替レートが適正に評価されているか測定する指数です。 ビッグマックは世界共通の商品で、どこの国でもコストは変わらないためアメリカの通貨と等しい価値の値段になると言われています。 statistaの調査によると、2024年1月時点でアメリカのビッグマックは5.69ドルに対し、日本のビッグマックは480円となっています。つまり5.69ドル=480円、計算すると1ドル=84円が本来の適正な為替です。しかし、実際の為替は2024年4月時点で1ドル151円となっています。 ビッグマック指数でみると、円の価値はドルより1.7倍も低い円安状態になっていると言えます。また、各国の通貨の購買力を把握できるビッグマック価格ランキングによると、2024年1月時点で日本は中国や韓国よりも順位が低く、対象国53ヶ国中43位と下位に位置します。これは日本の物価水準が低いことになります。
値上げは評価されるべき!
日本は現在、給料が上がっていないにもかかわらず物価が上昇している状況です。 しかし、物価の上昇に伴って、企業の業績が拡大すれば、働き手の給料が上がります。そして給料の上昇とともに消費を増やしていけば、企業の業績がさらに拡大する好循環が生まれます。国の経済が活発になり好景気に繋がるのであれば値上げは私たちにとって正しい手段といえます。消費者も世の中の動きに目を向け、判断するようにしましょう。 出典 日本マクドナルド 50年の歴史 statista ビッグマック指数2024年 日本経済新聞 為替・金利 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部