永井豪さん、石川県観光大使に 被災地輪島出身「思い強い」
石川県は29日、能登半島地震で被災した輪島市の出身の漫画家永井豪さん(78)に、県観光大使を委嘱した。県庁で馳浩知事から委嘱状を受け取った永井さんは「地震には大変心を痛めていた。さらに石川県の魅力を知って、アピールしていきたい」と述べた。 地震で大規模火災に見舞われた「朝市通り」付近で生まれ、小学1年の夏に東京都に引っ越すまで、海を眺めたり近所の神社で遊んだりして過ごしたといい「古里への思いは強い」と語った。馳氏は「永井さんのアイデアを復興に生かしたい」と期待を示した。 火災で、朝市通りにあった「永井豪記念館」は焼けたが、管理していた直筆の原稿や原画は残っていることが確認された。