岡山・倉敷で県道のり面崩落 民家に土砂 吉備中央では倒木4件確認
瀬戸内地方で11日まで降り続いた雨により、岡山県各地で道路ののり面崩落や倒木などの被害があった。いずれもけが人はなかった。 【動画】のり面が崩れた現場 岡山地方気象台によると、県内は梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となり、降り始めの9日午前10時~11日午前5時の降水量は、井原市111・5ミリ▽赤磐市89・5ミリ▽高梁市84・5ミリ―だった。 県危機管理課などによると、倉敷市菰池の県道鷲羽山公園線(旧鷲羽山スカイライン)ののり面が高さ約5メートル、幅約15メートルにわたって崩れて民家2軒に土砂が流れ込み、倉庫や車庫の一部を損壊した。県は応急措置として崩れた箇所をブルーシートで覆い、付近を片側交互通行にした。吉備中央町では倒木が4件確認された。 同気象台は「12日は前線や湿った空気の影響で朝まで雨が降るだろう」としている。