ボーリング調査の機械「ロッド」に作業員巻き込まれ死亡 土砂崩れ受け地質調査中に事故 奈良・下北山村
16日午前11時半ごろ、奈良県下北山村で60代男性がボーリング調査の作業中に機械に巻き込まれて、意識不明の重体でしたが、その後死亡が確認されました。 16日午前11時半ごろ、奈良県下北山村にある「下北山スポーツ公園」から、北西に約1キロメートルの地点でボーリング調査をしていた工事関係者から「工事している同僚が機械に絡まって意識がない」と消防に通報がありました。 警察と消防によりますと、奈良県の地質調査会社に勤める桜井公弘さん(63)が作業中にボーリング調査の機械「ロッド」に体が巻き込まれ、心肺停止の状態で病院へ搬送され、意識不明の重体でしたが、その後死亡が確認されました。 奈良県などによりますと、現場周辺では去年12月に下北山村の国道で起きた土砂崩れ受けた国道の地質調査が行われていて、桜井さんは40代男性と2人で作業していましたが、機材に異常が見つかったため40代男性が現場を離れ、戻ってきた際に、機械に巻き込まれた桜井さんを見つけたということです。 現在、警察が事故の詳しい原因を調べています。