東京V・山田楓喜が利き足とは逆の右足で初ゴール 6日の練習で「全部入っていて感覚よかった」
◆明治安田J1リーグ▽第7節 東京V1―1柏(7日・味スタ) 圧巻だった。前半10分。東京VのU―23日本代表MF山田楓喜は中盤の右サイドでゴールキックを受けると、ワンタッチで相手DFと入れ替わり、ドリブルで約40メートル持ち運んでエリア内に進入。最後は利き足と逆の右足でゴール右上に先制点を叩き込んだ。「結果を残せてよかった。昨日(6日)の練習後にシュート打っていた時、右足では全部入っていて感覚がよかった」。今季3点目、通算6点目で初の右足ゴール。直接FKで決めていた2得点とは違う得点パターンを示した。 チームは後半に追いつかれ、今季初連勝は逃したが、リーグ戦は4戦負けなし。自身もパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯前最後のリーグ戦で弾みをつける結果を残した。試合後は代表に合流し、決戦の地カタールへ移動。「チームの勝利のために自分がどれだけ走れるかが大事。それを忘れず戦ったらご褒美で得点は来るかな」。勢いに乗る山田楓が、日本を8大会連続五輪出場へ導く。(後藤 亮太)
報知新聞社