【広島】執念の逆転勝ち 3連敗で止める!代走・羽月が8回 決死の二盗、三盗から決勝点を奪う 堂林&二俣は追撃の適時打 栗林が22S
■プロ野球 広島7ー5阪神 (4日 マツダスタジアム) 広島は阪神に逆転勝ち、3連敗で止め38勝31敗4分の貯金7、阪神と3ゲーム差に広げた。3ー3で迎えた8回、阪神2番手・島本に小園が右安打で代走・羽月、坂倉が二飛、野間の打席で羽月が二盗を決める。野間が四球で1死一・二塁で島本から石井に交代。石原の打席で羽月が三盗を決め、石原も四球で1死満塁の好機に。ここで菊池は空振り三振も堂林の初球に石井が暴投し羽月が本塁に一気に生還し4ー3で勝ち越した。さらに堂林がレフト線に2点タイムリーツーベースを弾き返し、続く代打・二俣もセンターへタイムリーを飛ばし7ー3と大きくリードを広げた。 試合は先発・アドゥワ誠(25)は今季12度目の登板、試合前まで5勝2敗、防御率2.82。前回の6月27日・ヤクルト戦は6回1/3を6安打3失点(自責0)で勝ち負けつかず。今季の阪神戦は2度目、前回の4月10日(甲子園)は5回2/3を6安打2失点で勝ち投手になっていた。 アドゥワは1回、近本を一直、中野を空振り三振、前川にライトへツーベースも大山を二ゴロに打ち取り無失点の立ち上がり。 スタメンは大幅に変更。1番センター・秋山、2番ショート・矢野、3番サード・小園、4番ファースト・坂倉、5番ライト・野間、6番キャッチャー・石原、7番セカンド・菊池、8番レフト・堂林、9番ピッチャー・アドゥワのオーダーを組んだ。 阪神の先発・村上は今季広島戦は5度目で2勝2敗、防御率1.93だった。1回、秋山が初球を叩き右安打、矢野の打席の初球に二盗を敢行。梅野が悪送球し無死三塁の先制機に矢野がライトへタイムリーを飛ばし1点を先制。 アドゥワは2回、先頭・佐藤輝と島田に連続四球、梅野の犠打で1死二・三塁に。小幡にレフト前にタイムリーを落とされ1ー1の同点に追いつかれる。 小幡に二盗を決められ1死二・三塁、村上にレフト前にタイムリーを流し打たれ1ー2と勝ち越される。さらに近本にセンターへ犠飛を打ち上げられ、1ー3なった。 3回の攻撃で1死から秋山が右安打、矢野は中飛、小園は遊ゴロでつながらず。アドゥワは4回、小幡、村上、近本と初めて三者凡退に抑える。 4回の攻撃で坂倉と野間の連打、石原の犠打で1死二・三塁とすると菊池の打席で村上がワイルドピッチし坂倉が生還、2ー3とする。さらに1死一・三塁から堂林は二飛、アドゥワの代打・松山は空振り三振に倒れた。 アドゥワは4回を76球、5安打2四球2奪三振の3失点(自責3)で降板。5回は2番手・矢崎が中野、前川、大山を三者連続空振り三振に斬って取った。 打線は5回1死から矢野が四球、小園がレフトオーバーのツーベースで1死二・三塁に。坂倉の遊ゴロ間で3ー3の同点に追いつく。 矢崎は6回も続投し佐藤輝を二ゴロ、島田を空振り三振、梅野に四球も島田を遊ゴロに打ち取った。 7回は3番手・塹江が1死から近本に死球、中野を見逃し三振も前川に左安打で2死一・三塁で4番手・森浦にスイッチ。森浦は大山に四球で2死満塁とするが佐藤輝を左飛に打ち取る。 8回は5番手・島内が1死から梅野に右安打、小幡に犠打を決められ2死二塁も代打・糸原を左飛に打ち取っていた。 9回は6番手・黒原が近本にスリーベースを打たれ前川の二ゴロ間に1点、大山に6号ソロを浴びて降板。最後は栗林が締めて22セーブ目(0勝2敗)。島内が6勝目(5敗)。