男性ホルモンが筋肉量制御 愛媛大などの研究グループ発表
男性ホルモンが骨格筋を制御する新たなメカニズムを解明したと愛媛大などの研究グループが発表した。男性ホルモンが筋肉の間葉系前駆細胞にあるアンドロゲン受容体(AR)を介して筋肉量を制御していることが分かり、グループでは「筋萎縮の予防や治療方法の開発につながることが期待される」としている。 4日、愛媛大医学部(東温市志津川)で説明会を開いた同大プロテオサイエンスセンター病態生理解析部門・大学院医学系研究科病態生理学講座の今井祐記教授(49)、酒井大史特任講師(40)によると、これまで筋肉の質を高めるメカニズムはある程度明らかになっていたが、量に関しては解明されていなかった。
愛媛新聞社