大里桃子が逆転で1120日ぶり3勝目 黄金世代は前週の新垣比菜に続くV…宮里藍サントリーレディス
◆女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 最終日(9日、兵庫・六甲国際GC=6526ヤード、パー72) 大里桃子(伊藤園)が2021年5月ほけんの窓口レディース以来となる、1120日ぶりのツアー通算3勝目を飾った。1打差2位から出ると、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで逆転した。山下美夢有(みゆう、加賀電子)が2打差の2位だった。 大里は初日に今季自己最少の65で2位発進。昨シーズンはメルセデス・ランク86位でシードを落とし、今季は予選会ランク5位の資格で参戦していた。腰、腕、足などを痛めてスイングを崩した昨年の反省を踏まえ、オフはトレーナーとともに「体が痛くならないスイングをするためにはどうすればいいか」とトレーニング面を見直した。 「初めてこんなにゴルフのことを勉強した」。これまでは“我流”だったというが、「スイングの悩みがなくなり、今はゴルフが楽しい。そういう面ではすごく成長できた」と手応えをつかんでいた。 1998年度生まれの黄金世代は、前週・ヨネックスレディスの新垣比菜に続き2週連続で頂点に。今季は臼井麗香(アクサレディス宮崎)、天本ハルカ(パナソニックオープン)と初優勝者が誕生した。ツアー最多の同学年優勝「15人」を輩出した「黄金世代」の時代が再び到来している。 大里桃子「3年ぶりに優勝することができて本当に夢みたいです。こんなに早く、去年の不調から復活できるとは自分でもびっくりしている。この優勝で自信を取り戻すことができた。また、4勝目、5勝目ができるように」 ◆大里 桃子(おおさと・ももこ)1998年8月10日、熊本・玉名郡生まれ。25歳。8歳からゴルフを始める。熊本国府高3年時の2016年、九州ジュニア優勝。18年7月のプロテストに2度目の挑戦で合格。翌月のCATレディースでツアー初優勝。21年ほけんの窓口レディースで2勝目。家族は両親と兄。171センチ、60キロ。
報知新聞社