新湊漁港でズワイガニ初競り 水揚げは少なめ 地震の影響心配する声も
KNB北日本放送
富山湾の冬の味覚の到来です。 射水市の新湊漁港では、きょうズワイガニの初競りが行われました。 初日の水揚げは昨シーズンより減りました。 新湊漁港では悪天候のためおととい、きのうとズワイガニ漁が中止になり、きょうが今シーズンの初競りとなりました。 初日の水揚げは雄がおよそ490匹、雌がおよそ900匹で昨シーズンの初日と比べて3割から4割ほど少なくなりました。 初競りが遅れたこともあり、初日の競り値は例年より7割ほど高かったということです。 仲買人「全体的に小さかったけれど身の詰まりはしっかりしていた」 競り落とされたカニの中には重さ1.3キロ以上で特に身の締まった「特選」が1匹ありました。 富山湾は、能登半島地震による海底地すべりの影響で一部の海産物で不漁が続いています。 ズワイガニは地震の後、今年1月から3月の水揚げは大きな落ち込みはありませんでした。 しかし漁の関係者からは海底の地形が変わったことで底引き網が引っかかるなどしているとして今シーズンの漁への影響を心配する声も聞かれました。 富山湾のズワイガニ漁は年末にかけてピークを迎え、雌が来年1月まで、雄が3月まで続けられます。