【首都大学リポート】春6位から下剋上を狙う城西大 快足を誇る松川玲央が打線をけん引
「攻守走すべてで評価されたい」
こうして秋の開幕を迎え、帝京大1回戦はノーヒットに終わったが「一番打者として3度、出塁できたのでチームとしては良かったと思います」と3つの四球を選び、6回裏は先制点につなげた。 城西大・村上文敏監督は大きな期待を寄せる。 「松川はずっとリーグ戦に出場している選手で、一番打者としての出塁など技術は評価しています。そして、2カ月後には今の4年生が卒業していなくなってしまいますが、そのときはチームの軸になってほしいので今からいろいろと声を掛けています」 今季は「チームとしては3位までに入って関東大会を勝ち上がり、明治神宮大会に出場して4年生を気持ちよく送り出したい。個人としてはまだ獲得できていない一部の首位打者にこだわり、(二部を含め)4季連続の最多盗塁とシーズンノーエラーで攻守走のすべてがそろっている選手だと評価されるようになりたいです」と高い目標を掲げた。 松川がリードオフマンとして打線をけん引する城西大。春6位からの下剋上を狙う。 文=大平明
週刊ベースボール