オルカ鴨川が開幕戦を引き分け 辛島新監督「勝ち点1良かった」(千葉県)
女子サッカー「2024プレナスなでしこリーグ1部」が開幕した。16、17日に第1節が開催され、鴨川市を拠点とするオルカ鴨川FCは17日、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで、静岡SSUボニータと対戦し、1―1で引き分け。5位での走り出しとなった。 12チームによる2回戦総当たり戦で、10月までかけて全22節を行い、勝ち点合計で争う。 昨季、初優勝を果たし、ディフェンディングチャンピオンのプレッシャーを背負うオルカに対し、静岡は昨季同1部初参戦で11位。 オルカは前半、ボールキープが長く何度かチャンスをつくったが決めきれず、終了間際に失点し、0―1で折り返し。 後半7分、MF並木千夏選手(背番号7)がピッチ中央でボールを奪い、ゴール前にスルーパス。「信じて走った」というMF松尾美月選手(同11)が、相手DFに寄せられながらも冷静にゴール右隅に流し込み、同点弾を決めた。その後も追加点のチャンスをつくったが、スコアは動かないまま幕引きとなった。 今季から指揮を執る辛島啓珠監督は、「チャンスはあっただけに、決めていれば展開が変わったと思う。しかし、後半早い時間に追い付いたことと、アウェーでの初戦で勝ち点1を取れたことは良かった。次節に向けて良い準備をしたい」とコメント。 次節は、ホーム初戦。鴨川市陸上競技場で24日午後0時半キックオフ、ヴィアマテラス宮崎と対戦する。