（写真：テレビ北海道）

気球を使った宇宙遊覧サービスを目指す江別の岩谷技研が飛行試験を行い、過去最高となる高度20キロに到達しました。 17日未明の十勝・士幌町。実際のサービスで使うものと同じ形式の2人乗りキャビンにパイロット1人が乗り込みました。外が真空状態でも内部を気圧が高い状態で維持できるものです。 そのキャビンを自社製の気球に吊るして離陸し、その後、気球は高度2万816メートル（速報値）に到達しました。人を乗せて高度1万メートル（10キロ）を超える成層圏へ到達するのは今回が3度目で、高度2万メートル（20キロ）を超えるのは無人での試験も含めて初めてです。 岩谷技研は、宇宙と同じ環境といわれる高度2万5000メートル（25キロ）の成層圏での遊覧サービスの準備を進めていて、早ければ来月にも商業運航を始めます。