【ナイスミドル】44歳の躰道元全日本王者、変幻自在の突きで51歳王者をKO!
5月12日(日)東京・新宿FACEにて中高年世代を対象にしたキックボクシングイベント『NICE MIDDLE(ナイスミドル)』の68回目の大会が行われた。 この日も、建設業、配送業、不動産業、医師、飲食業、主夫など、さまざまな職業と人生を歩む中年ファイター36名が熱い戦いを見せた。 [NICE MIDDLE ライト級タイトルマッチ] では、 躰道の元全日本王者の大橋が、 変幻自在の突きで王者ゴッドファーザーTOMOをKO!新王者となった。 【フォト&動画】元躰道王者の変幻自在の突き!KOシーンも ▼ファイナル(第18試合) NICE MIDDLE ライト級タイトルマッチ 2分3R 〝山を買ったチャンピオン〟 ●王者:ゴッドファーザーTOMO(51才/FREEDOM@OZ/山の管理人) KO 2R 0分37秒 〝戦うPR strategy〟 ○挑戦者:大橋〝マッハ〟正芳(44才/レンジャージム錦糸町/宮古島インターナショナルスクール設立実行委員) ※大橋が第6代王座に就く チャンピオンのTOMOはこれが5度目の防衛戦。防衛に成功するとナイスミドル最多防衛記録に並ぶ。将来の自給自足生活を夢見て、山を購入している。 挑戦者の大橋はナイスミドル参戦以来6連勝中。宮古島インターナショナルスクールの設立プロジェクト代表を務める44歳で2006年全日本躰道選手権大会王者。躰道とは玄制流空手を基に体系化した武道で、アクロバティックな回転系の技が多いのが特徴。 1R、圧をかけ前に出ながらパンチを繰り出すTOMO。大橋は左ミドルを中心に距離を測っていく。1分過ぎ、大橋の左ストレートがヒット。その後も大橋は躰道仕込みの遠距離からの変幻自在のパンチ、ときにはスーパーマンパンチ、躰道でいう飛燕(ひえん)突きも飛び出す。 2R、サウスポーからオーソドックスに構えを変える大橋。TOMOをコーナーに追い込み右ストレートをヒットさせる。その後も大橋の右ストレートがTOMOの顔面を捉え、TOMOはふらふらしながらロープにもたれかかる。 ここでレフェリーはダウンを宣告。何とか立ち上がろうとするTOMOだがファイティングポーズを取ることができずに無念のKO負け。最多防衛記録に並ぶことはできなかった。大橋が第6代ライト級チャンピオンになった。