中日・大野雄大選手のリリース位置の変化【立浪和義の超野球論】
疲れに弱いフォーム
8月30日現在4勝3敗、防御率2.64
開幕投手を務めながら、6試合に勝ち星なしが続いた中日のエースの大野雄大選手ですが、7月31日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で7試合目にして初勝利を飾って以来、4試合連続完投勝ちと好調を維持しています。前回8月23日のDeNA戦(ナゴヤドーム)は完封勝利でしたし、尻上がりに調子を上げているのも頼もしいですね。 投手に限らず、選手はメンタル面に大きく左右されます。大野選手は、昨年はノーヒットノーランを含む9勝、13年から15年まで3年連続2ケタ勝利と十分な実績がある選手ですが、それでもなお、1勝するまでは焦りもあったということでしょう。それまでも、内容的には、そこまで悪くはありませんでしたが、1勝してからのピッチングには自信も感じます。 技術的には、やや突っ立ったようなフォームで、踏み出した右足を突っ張るようにし、反動を使いながら上体の力で腕を振って投げるタイプです。このようなフォームだと、・・・
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週刊ベースボール