金利スワップ市場が織り込む今年の米利下げ幅、一時75bpに縮小
(ブルームバーグ): 債券トレーダーらは、今年の米利下げ幅が75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を超えるとはもはや予想していない。米金融当局がこれまでに示唆している利下げ回数と一致する格好となった。
米金融当局の決定を予測する金利スワップ契約が織り込む金利水準は高くなり、ニューヨーク時間27日午後の取引で12月物は一時4.58%に達した。フェデラルファンド(FF)金利の実効レートである5.33%をわずか75bp下回るに過ぎない。FF金利は昨年7月以降、5.25-5.5%にとどまっている。
年初時点では、2024年の利下げ幅は150bp超と織り込まれていた。
原題:Fed Swaps Briefly Price Only 75 Basis Points of Easing in 2024(抜粋)
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Elizabeth Stanton