大阪モノレール17年ぶり新型車両が基地へ 秋から運転予定
“大阪らしさ”や“モノレールらしさ”を散りばめた
前述の「キッズスペース」は、子供が前方や側方の景色を見やすくするため、床を1段上げたり窓を縦長に。また、座席幅は日本の通勤電車では最大級となる幅48センチを確保し、その質感にもこだわったという。 ワーキングチームの1人は「車内の随所に“大阪らしさ”や“モノレールらしさ”を散りばめました。乗っていただければ、さらに快適さに気づいていただけると思います」と話した。
4年間で合計9編成が導入される予定
3000系は、今後試運転などを経て秋ごろから営業を開始。来年度以降も増備が進められ、4年間で合計9編成が導入される予定で、開業時から活躍している1000系などを置き換える。 (文/伊原薫/鉄道ライター) ■伊原薫(いはら・かおる)大阪府生まれ。京都大学大学院・都市交通政策技術者。(一社)交通環境整備ネットワーク会員。グッズ制作やイベント企画から物書き・監修などに取り組む。都市交通政策や鉄道と地域の活性化にも携わっている。好きなものは103系、キハ30、和田岬線、北千住駅の発車メロディ。2018年6月には大阪市営地下鉄民営化の経緯を一冊の本にまとめた『大阪メトロ誕生』を出版。