【日本株】新NISAにおすすめの「高配当株」2銘柄!配当利回り5%超で過去1回しか減配していない「JT」、利回り4.8%で上場来減配なしの「ソフトバンク」に注目
【日本株】新NISAの成長投資枠で、長期保有したい「高配当株」2銘柄を紹介! 配当利回り5%超の「JT」、4.8%の「ソフトバンク」に注目! 【図版】配当をもらいながら長期保有したい銘柄 ●日本を代表する高配当の”守り神”「JT(日本たばこ産業)」と、 事業の多角化で成長を続ける「ソフトバンク」に注目! いよいよスタートした新NISA。成長投資枠で「高配当株」を買えば、ずっと配当金を税金ゼロで受け取ることができる。以下では、配当利回りが高いうえに業績も安定しており、多くのアナリストが高く評価した高配当株の2銘柄を紹介しよう(※以下、株価や配当利回りなどのデータは1月4日時点)。 一つ目の銘柄は、配当利回り5.07%で定番の高配当株のJT(日本たばこ産業・2914)だ。 JTは、たばこ事業を主軸とする企業。このところ加熱式たばこが出遅れていたが、主力製品の「プルーム・エックス」を、2024年末までに28市場で販売開始予定で、期待が持てる。なお、海外売上高比率は7割超。フィリピンやロシア、英国などで、値上げ効果もあって好調に売上を伸ばす。たばこの総需要は、本数ベースで見ると世界的に減少トレンドだが、金額ベースの市場規模では、製品単価の上昇によって成長が続く。 「海外でのたばこ需要の安定性は高い。また、医薬や食品など事業の多角化にも積極的なので、今後も安定した業績が期待できるでしょう。株価は上昇基調が続いていますが、PERは14倍台なので割高感はありません」(クォンツ・リサーチの西村公佑さん) 1994年の上場以来、減配は1回のみで安定している点も魅力だ。 続いて紹介する銘柄は、配当利回り4.81%のソフトバンク(9434)だ。 ソフトバンクはソフトバンクグループの子会社で、携帯事業が主力。近年は事業の多角化を急速に進めており、2020年10月には傘下のZホールディングスとLINEが経営統合。2022年10月にはPayPayも子会社化した。 株式アナリストの三井智映子さんは「スマホ決済首位のPayPayとLINEヤフーのIDの連携などによって、今後は非通信事業の成長が期待できます。円高への懸念が高まるなか、内需で稼ぐ企業という点も好材料。財務良好な高配当株なので、下値リスクが小さいでしょう」と高く評価。 また、ラカンリチェルカの村瀬智一さんは海外事業に注目。「コネクテッドカー向けIoTプラットフォームを展開する、アイルランドのキュービックテレコムを買収。現在、190の国と地域において、アウディやポルシェなど1700万台以上でサービスが利用されており、海外事業での成長も狙えるでしょう」と話す。 2018年末に上場してから、一度も減配していない点も安心感がある。
ザイ編集部
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