ダイハツ31年ぶり営業赤字 認証不正問題、操業停止が影響
ダイハツ工業の2024年3月期決算(単体)は、本業のもうけを示す営業損益が50億円の赤字となった。前期は380億円の黒字だった。認証不正問題で、4府県にある国内の完成車工場の操業を一時停止したことが響いた。営業赤字は1993年3月期以来31年ぶり。 24年3月期の純利益は前期比80.5%減の150億円、売上高は前期比20.9%減の1兆1810億円だった。認証不正問題に関連する補償などの費用70億円を特別損失として計上した。 全国軽自動車協会連合会によると、ダイハツの23年度の軽自動車国内新車販売台数は前年度比21.6%減の44万3694台でスズキを下回り、18年ぶりに首位から転落した。