レノファ鹿児島キャンプ 志垣監督、開幕へ戦術の浸透図る
鹿児島県でトレーニングキャンプに励んでいるサッカーJ2レノファ山口は4日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場でJ2いわきFCとのトレーニングマッチを行った。選手たちは始動から約1カ月間で共有してきたことを確認。会場には山口県から応援に駆け付けたサポーターの姿もあった。 キャンプは全32選手が参加し、鹿児島県さつま町のさつまゴルフリゾートで3日にスタート。24日の開幕戦に向け、11日までの9日間で今季から指揮する志垣良監督が求める戦術の浸透を図るなどしてチーム力を高めている。 いわきFCは昨季のリーグ戦で1勝1分けの相手。トレーニングマッチでは35分を4本行った。志垣監督は「戦術や目標について選手たちが意識を高く体現してくれた」としながらも、課題の一つとして攻守のバランスを挙げた。 初日の3日は午前中に移動し、午後から練習を開始。志垣監督はサイド攻撃の組み立てや狭いスペースでのパス回しで試合を意識することを求め、選手たちも球際の厳しさやボールコントロールの質にこだわった。 キャンプでは、1カ月間に続けてきたことの確認や課題の洗い出しにしっかりと取り組む。他のトレーニングマッチも予定している。 キャンプは非公開の7、11日を除いて誰でも見学できる。宇部市から初めて見学に訪れたという河内律子さんは「監督が変わり、若い選手が多く加入したことで昨季とはまったく違うチームになっている。今季は得点を量産してほしい」と期待を寄せた。