万博PRの自然動力船、座礁 世界航海中、帰阪のめど立たず
2025年大阪・関西万博の魅力を伝える自然動力船「ポリマ号」が、大阪を発着する世界航海の途中にインド沖で座礁し、航行不能になっていることが1日分かった。運航関係者が明らかにした。25年4月からの万博開催期間中に大阪に戻る予定だったが、復旧の見通しが立たず、現地に留め置かれている。 ポリマ号は、太陽光や風力、水素エネルギーで動く船で全長約37メートル。昨年、万博のスペシャルサポーターに任命された。 運航を支援するNPO法人で環境問題に取り組むゼリ・ジャパン（東京）によると、21年12月に大阪を出港し、海洋プラスチック汚染や気候変動問題を啓発しながら世界中を航海する予定だった。
