独自の進化を遂げているオーストラリアのカフェ文化。 その中心地メルボルンで素敵なカフェめぐりを。
個性あふれるカフェの数々は圧倒的。時間がなければテイクアウトで味の違いを楽しんで。
2005年創業の〈ST.Ali(セント・アリ)〉は、メルボルンのスペシャルティコーヒーの先駆者的存在。シングルオリジンの豆や店内焙煎など、今や多くの店で普通に行われている事を定着させてきた店です。〈ST.Ali〉はコロンビアに24000坪の自社農園を持ち、そこからの高品質な豆を使用して社内焙煎し、美味しいコーヒーを淹れます。違うコーヒー豆で淹れたエスプレッソ飲み比べ(ESPRESSO FLIGHT AUD18)なども体験できるので、コーヒー好きならぜひ試してみてください。 食事もおいしくて、メルボルンの人におすすめのカフェを聞けば必ず名前があがるお店。ワインやカクテルも楽しめます。本店は中心地から少し外れた場所にありますが、クイーン・ビクトリア・マーケットやメルボルン空港にも支店があるので、ぜひ立ち寄り味わってみてください。
シティと呼ばれるメルボルン中心地には、カフェやショップが立ち並ぶ〈レーンウェイ〉と呼ばれる路地がたくさんあり、街を個性的で魅力的なものにしています。メルボルンのランドマーク的存在のフリンダース・ストリート駅前の大通りから1本入ったFlinders Lane(フリンダース・レーン)という通りを中心としたエリアはその代表。ここは数えきれないほどのカフェが軒を連ねる、メルボルンカフェ文化を象徴するような場所です。 フリンダーズ・レーンの人気カフェのひとつ〈JOURNAL(ジャーナル)〉は、コーヒーはもちろん食事も充実していて、朝食やランチにも最適なカフェです。自家製のサワードウやマルチグレインのパンがとてもおいしく、それを使ったサンドイッチもおすすめです。平日は朝7時から16時まで通しで営業しているので、ランチタイムをちょっと外してしまった時にも便利。落ち着く雰囲気に、つい長居してしまいそうです。
JOURNALの並びにある〈Dukes Coffee Roasters(デュークス・コーヒー・ロースターズ)〉も人気カフェのひとつ。メルボルン市立図書館の隣にあり、学生たちがひっきりなしにコーヒーを買いに来ています。長い行列ができていることもありますが、店内が狭くほとんどがテイクアウトの客のため、すぐに順番が来るのでご安心を。 〈Dukes Coffee Roasters〉は、オーガニックスペシャリティコーヒー焙煎を専門とする会社が営むカフェ。サステナブルな方法で生産されるオーガニック・コーヒー豆のみを購入し、慎重に自家焙煎されて抽出されるコーヒーの味わい深さが印象的です。